抑うつ気分と希死念慮という地獄から這い上がりつつある近況について
はじめまして、お久しぶりです、こんばんは。
挨拶はこんなところがふさわしいでしょうか、まゆらです。
約ひと月ぶりに文字を綴ります。
まだ思考がうまくまとまらずパニックになることもある状況なので、意義ある読みやすい文章が書ける保証はできませんが、他愛ない話というか、近況をお伝えできればなと思っております。
ところで、過去の記事を見返していたら、支離滅裂に格好つけたことを書いていて、頭を抱えました。
興味がおありでしたら是非お読みいただいて、供養とばかりに笑ってやってください。
さて、近況ですが、まさに地獄と言わんばかりのうつ状態と希死念慮から這い上がり、ようやくピークタイムを避けた電車に乗れるようになりました。
わたしは数年前にも出勤困難で精神科を受診したことがあるのですが、今回のはその時の比じゃないくらい地獄でした。
(いや、現在進行形で地獄の淵に立っているのですが…)
回復期に差し掛かった現在でも、慣れない場所に行くとパニックで泣きそうになりますし、大好きなディズニーランドも夕方にはギブアップです。
でも、ディズニーランドに行くのはまだマシ。
年間パスポートも2年目となり、近所の公園というか庭のような慣れ親しんだ場所なのであまり不安はありません。
問題なのは不慣れな場所。
先日、健康保険の切り替えのため区役所に行ったのですが、張り詰めた空間と事務的な会話で緊張はピークに。
矢継ぎ早に説明をされ、手続きに必要な書類がまだ揃っていないとかなんとか言われているうちにパニックで泣き出しました。
心配して付き添ってくれた母には感謝しかないです。
母がいなかったら手続きの途中で帰宅してました。
パニックになった途端、思考は「生きるための手続きがこんなに煩雑ならいっそ戸籍を消し去ってくれ。死にたいんだ」という希死念慮でいっぱいになりましたから。
健康なころのわたしなら「めんどうだなー」くらいにしか思わなかったはずです。
ああ、心の病とはなんと厄介なことか…。
心の病は心だけでなく思考さえも侵していきます。
地獄真っ只中では“考える”ということ自体がうまくできなくて「地獄だ…死にたい…」の一辺倒です。
考えることができなくなれば、もちろん行動もできません。
ということは、仕事もできない、家事もできない、趣味どころか食事さえもできないのです。
まるで人形です。
ただの脈打つ人形です。
さて、どうでしょう。
そうなってしまったら、「いっそ死んでみよう」と思うんですね。
だって、生きていても死んでいても同じなんです。
脈打っているか否か、その差しかそこには存在しません。
うつ病の罹患者の皆様が口を揃えて地獄というのは、この“考えることができなくなる”という脳の機能障害のためのように思います。
とはいえ、うつ病は気分障害であって、臓器障害ではないのですけれどね。
ちなみに、この地獄をまさに言い得て妙に描いていたのはこれらの作品でした。
うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち 【電子書籍限定 フルカラーバージョン】 (角川書店単行本)
いずれも有名な作品ですが、まだ触れたことがない方は是非手に取ってみてください。
もちろん、この病の症状には個人差があります。
そもそも、うつ病によく似た症状でも、うつ病以外の診断が下されることが多いにあり得ます。
この辺りは『うつヌケ』を読んでみるとよくわかるのですが、千差万別といったところです。
ということは、直し方も千差万別です。
たとえば、彼には散歩がよく効いたかもしれませんが、彼女には全くの逆効果だったといったことも往々にしてあり得ます。
なので、専門書や体験エッセイを読み漁ったりして、片っ端から実践するのはあまりオススメできません。
というのも、わたし自身、上記以外にもいくつかうつ病に関する体験記を読んだり見たりしたのですが、寛解したり数年で快方に向かっていった人はたいてい金銭的に余裕がある人たちでした。
うつ病発症以前はバリキャリで充分な貯蓄があり、仕事を辞めても生活が成り立っていたとか。
もともと役職クラスの仕事に就いていたから、復職時のコネがあったとか。
既婚者で、夫または妻の収入に頼って生活することができたとか。
「じゃあ、ありきたりな一般人のわたしたちはどうすればいいのさ」って話ですが…すみません、まだわたしには答えがわかりません。
わたしの場合、貯蓄はほとんどないのですが、両親がまだ健在で働き盛りです。
情けない話ではありますが、最悪の場合、両親に頼ることができます。
今のところ、今年いっぱいくらいなら自分の貯蓄でなんとか生活していけそうですが、果たしてその間に復職できるでしょうか。
復職とまではいかなくても、アルバイトくらいは始めたいところです。
わたしのような、ありきたりな一般人(20代女)が果たしてどのようにうつ病を乗り越えるのか。
自分で見届けてみようと思います。
それでは、今回はこの辺で。
(ブログのタイトルを変えましたが、これについてはまたの機会に…!)